ニッセイ財団 2023年度 高齢社会助成 ー共に生きる地域コミュニティづくりー 「実践的研究助成」(実践的課題研究助成、若手実践的課題研究助成)
(申請期限:2023年6月15日)

超高齢・人口減少社会を活力あふれる社会へ
 ご高承の通り、国民の生活水準の向上、医療体制の整備、医療技術の進歩、健康増進などにより、平均寿命は世界のトップクラスの水準となり、世界のどの国も経験したことのない超高齢社会を迎えています。
 また、75歳以上高齢者の急増と少子化に伴う人口減少により、地域社会での社会保障の担い手が減少しています。
 さらには、従来の地域・家庭・職場の支え合い機能が変容し、高齢単身世帯・夫婦のみ世帯が増加する中、それらの人々がお互いを支え合う力、繋がりは脆弱になり、加えてここ最近のコロナ禍の影響で孤立する人が増えてきています。
 このように、複雑で困難な社会状況の中で迎える「人生100年時代」を活力あふれる社会にするためには、自助・互助・共助・公助が一体となって人々を支え合う地域づくり・まちづくりが喫緊の課題であります。
 この課題の解決に資するための「活動」=「地域福祉チャレンジ活動」に対して、助成を行います。
申請期限2023年6月15日
対象地域全国
対象団体実践的課題研究助成:
研究者(助手も対象者とします) または 実践家(研究者であり実践家であるものを含む)

若手実践的課題研究助成:
実践的研究をしている45才未満の研究者(助手も対象者とします) または 実践家(研究者であり実践家であるものを含む)
対象活動分野番号1:「いつまでも地域で高齢者が安心した生活が送れるまちづくり(地域包括ケアシステム)の推進」
1.在宅サービス(医療、ケア、住宅等を含む)の推進
2.高齢者を支える介護・看護・医療連携システムの開発、実践
3.ICT技術を活用した地域情報共有システムの開拓的な実践
4.在宅生活を推進するための住民や専門職の連携・人材養成
5.施設と家族・地域のつながり
6.インクルーシブな地域社会の構築へ向けての実践
7.家族介護者へのケア体制確立に向けての実践
8.在宅ターミナルケアにおける専門職種によるチーム活動

分野番号2:人生100年時代の「高齢者の生きがい・自己実現・就業支援」
1.人生100年時代のライフサイクル構築への取組
2.ターミナル期にある人やその家族に対するソーシャルワーク支援(在宅ケア・死後の財産処分、グリーフケア等)
3.高齢者の潜在能力の開発(美術、音楽、演劇、自分史)と能力発揮の場づくり
4.高齢者ボランティアの養成
5.新しい働き方、新しい労働形態(ソーシャルエンタープライズ)、社会参画の開発
6.在職中の人に対する退職前教育の在り方

分野番号3:「認知症の人が地域で安心した生活ができるまちづくり」(本財団恒久分野)
1.認知症ケアへ向けて医療と介護の連携
2.認知症の人の権利擁護の推進
3.軽度認知障害に対する相談、支援体制
4.若年性認知症の人に対するケア
5.認知症介護者に対する支援
6.認知症の人を支えるまちづくり(認知症サポーター等を含む支援人材づくり)

分野番号4:「孤独・孤立の解消に向けて人々のつながりを深めるまちづくり」
1.「閉じこもり高齢者」と地域とのつながりづくり
2.独居高齢者の生活支援のための開拓的な実践
3.孤独・孤立・ひきこもり解消に向けた世代間交流、居場所づくり
助成金額実践的課題研究助成:1件の助成金額 最大400万(1年最大200万) 2件程度
若手実践的課題研究助成:総額約500万(1件最大100万) 5件程度
問合わせ先ニッセイ財団 高齢社会助成事務局
MAILkourei-fukusi@@nihonseimei-zaidan.or.jp
URLhttp://www.nihonseimei-zaidan.or.jp/kourei/02.html