塩資源として岩塩をもたず、また高湿多雨のため海水を天日で蒸発させて塩をつくることに適していない日本では、海水から安く良質な塩をつくる技術を確立させてきました。こうした技術をさらに改善、応用し、新規に開発することは国内塩産業の一層の発展に大きな役割を果たすと期待されます。そして、製塩のもととなる海には、さまざまな資源があり、海水を利用し、その豊かさを守るための技術を開発することは持続可能な社会へ向けた礎となると考えます。 また、塩の人体での生理作用を理解することは健康的な生活を送るためのガイドとなります。同様に、塩の食品における働きを知ることは食品の加工・調理・保存法の向上につながります。こうした知識を増やすことで私たちの生活をより豊かにすることが可能となります。さらに、今まで塩の関与が知られていなかった領域にも研究の幅を広げることにより、塩の新たな価値を見出すことも期待します。 | |
申請期限 | 2024年 11月 25日 |
対象地域 | 全国 |
対象団体 | 日本国内の大学、公的研究機関等で研究に携わる人(学生・研究生等を除きます)。 特に、若手研究者、女性研究者の積極的な応募を期待します。 |
対象活動 | ・一般公募研究(助成期間:1年間) 理工学、医学、食品科学の3分野で『塩に関する研究』を募集いたします。 ・プロジェクト研究(助成期間:原則として3年間) 理工学、医学、食品科学の3分野で、年度ごとに「分野と研究課題」を定めて募集いたします。 2025年度は、『理工学』分野です。研究課題は「募集要項」をご覧ください。 |
助成金額 | ・一般公募研究 2025年度は、50件程度、1件当たり研究助成金額120万円以下の研究助成を行います。 ・プロジェクト研究 2025年度は、『理工学』の5件程度、1件当たり200万円以下/年の研究助成を3年間行います。 (プロジェクト期間:2025年4月~2028年3月) |
問合わせ先 | 公益財団法人ソルト・サイエンス研究財団 |
saltscience@saltscience.or.jp | |
URL | https://www.saltscience.or.jp/ |