| 介護や障害、ヤングケアラーやビジネスケアラーといった課題は、特別な一部の問題ではありません。誰かが誰かを「ケアする」という営みは、実は私たちすべての暮らしの真ん中にあります。 しのはら財団は、「人々の可能性や幸せ=Well-being の最大化」をミッションに掲げ、ケアする人も、ケアを受ける人も、もっと笑顔で、もっと前向きに生きられる社会を目指しています。AI やテクノロジーの力を活かせば、これまで諦めざるを得なかった課題にも、新しい解決策が見つかると信じています。 そのために設けたのが、このケアテック・イノベーション・コンテストです。未来を変える小さなひらめきから、実際に形にした試作品まで、幅広い挑戦を受け止めます。 このコンテストには 2 つの部門があります。ひとつは、実際に形にした試作品を応募する「プロトタイプ部門」。もうひとつは、まだ形にはなっていなくても、自由な発想や新しい切り口を応募できる「アイディア部門」です。「作って試してみたい人」も、「まずは考えや想いを伝えたい人」も。子どもから研究者まで、誰もが自分に合った方法でチャレンジできるのが、このコンテストの特徴です。 | |
| 申請期限 | 2026年 1月 16日 |
| 対象地域 | 全国 |
| 対象団体 | ・ 小・中学生部門:小学生・中学生の個人またはチーム ・ 高校生部門:高校生の個人またはチーム ・ 大学生・一般部門:大学生(大学院生含む)、高専生、社会人などの個人またはチーム ※チーム応募は全員が同一カテゴリーであることとします。異なるカテゴリーの混成は不可。 ※営利企業は除きます。但し、営利を目的とする組織団体であっても、スタートアップ(創業初期・シードステージ) 個人/組織団体で、市場に出る前段階の案件であれば応募可。 *「スタートアップとは」(東京大学協創プラットフォーム開発より参照 https://www.utokyo-ipc.co.jp/column/startup/) ※小・中学生が高校生部門に、高校生が大学生・一般部門に挑戦することも可能。 ※応募案件がすでに他の助成金等の支援を得ていても応募可。 ※研究分野を問いません。 |
| 対象活動 | 応募テーマ例(取り組む社会課題の例) 介護だけでなく、障害者支援、教育、心のケア(メンタルヘルス)などを含む幅広い「ケア」の領域から、社会的意義がありテクノロジーによる解決が期待できるテーマを自由に選んでください。 例えば、次のような課題領域が考えられます。下記はあくまで一例です。ケアされる方・する方にとって役立つものであれば、テーマは自由です。「こんな課題をテクノロジーで解決したい!」という熱意ある提案をお待ちしています。 (下記は例示。自由に設定可能) ・ヤングケアラー支援:家族の介護を担う子ども・若者(ヤングケアラー)をサポートする仕組みやツールの開発 (例:学業と介護の両立支援アプリ、相談コミュニティ等) ・居宅介護の負担軽減: 在宅で介護する家族やヘルパーの負担を減らす技術 (例:見守りセンサーやロボットによる自動介助、遠隔ケアシステム、介護記録のデジタル化ツール、使用済みおむつの減量化/臭いの低減) ・障害者の自立支援: 障害のある子どもたちの日常生活や学習を支えるテクノロジー (例:コミュニケーション支援デバイス、リハビリ用ゲーム、特別支援教育アプリ) ・高齢者の認知症ケア: 認知症の高齢者を見守り支援するサービス (例:徘徊検知 IoT デバイス、対話型ロボットによる心のケア、家族とケアスタッフを繋ぐ情報共有アプリ) ・介護者のメンタルヘルス・コミュニティ:介護者/ケアする人(家族介護者や介護職員)の孤立や心理的負担を和らげる仕組み (例:介護者同士が悩みを共有できるオンラインコミュニティ、ケア従事者の休息を支援するサービス) ・学習支援・教育:発達障害や学習困難を抱える子ども、外国人留学生など、多様な学習者を支える仕組み (例:やさしい日本語や多言語対応の学習支援アプリ、オンライン家庭教師マッチング、発達特性に合わせた 教材設計) ・メンタルヘルス・うつ病ケア: 社会的孤立やストレスに直面する人の心の健康を支える仕組み (例:AI チャットを活用した 24 時間相談サービス、職場や学校でのストレス可視化ツール、ピアサポートコミュニティ) ・生活支援ケア:孤立や不便を抱える人を支える仕組み (例:買い物や外出支援のマッチングアプリ、災害時の要配慮者サポートシステム、ボランティアとの協働プラットフォーム) |
| 助成金額 | 【分類 1】大学生・一般 2,000 万円 2 件 【分類 2】大学生・一般 500 万円 2 件 【分類 3】大学生・一般 150 万円 2 件 【分類 4】高校生 100 万円 2 件 【分類 5】小・中学生 80 万円 3 件 |
| 問合わせ先 | 応募に関する問い合わせは Graain(グラーイン)内のお問い合わせから、件名を『「ケアテック・イノベーション・コンテスト 2025」の件で問い合わせ』でお願いします。 Graain(グラーイン)応募フォーム URL https://www.service.graain.net/kq2yH/general/application/form/208eb30e-1fb7-4888-ae4567622998e4f1 |
| URL | https://www.ysmf.or.jp/program/requirements/caretech_prototype_2025/ |