国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構  「NEDO先導研究プログラム/未踏チャレンジ」
(申請期限:2024年4月1日)

本事業は、脱炭素社会の実現や新産業の創出に向けて、課題の解決に資する技術シーズを発掘し、先導研究を実施することで、産業技術に発展させていくための要素技術を発掘・育成することを目的とします。
申請期限2024年4月1日
対象地域全国
対象団体 次の(1)~(6)までの条件、「基本計画」及び「2024年度実施方針」に示す条件を満たす企業、大学等とします。

(1) 当該技術又は関連技術の研究開発の実績を有し、かつ、研究開発目標達成及び研究計画遂行に必要となる組織、人員等を有していること。

(2) 委託業務を円滑に遂行するために必要な経営基盤、資金及び設備等の十分な管理能力を有し、かつ情報管理体制等を有していること。

(3) NEDOがプロジェクトを推進する上で必要とする措置を、委託契約に基づき適切に遂行できる体制を有していること。

(4) 産学連携の体制の場合は、各企業、大学等の、それぞれの責任と役割が明確化されていること。大学等のみの体制の場合は、将来的に産学連携となる研究開発体制の具体的な想定があり、かつ、少なくとも現時点で連携先となる企業を模索する具体的な取組が行われていること。

(5) 研究組合、公益法人等が応募する場合は、参画する各企業等が当該プロジェクトの研究開発成果の実用化・事業化計画の立案とその実現について十分な能力を有するとともに、応募する研究組合等とそこに参画する企業等の責任と役割が明確化されていること。

(6) 本邦の企業等で日本国内に研究開発拠点を有していること。なお、国外の企業等(大学、研究機関を含む)の特別な研究開発能力、研究施設等の活用又は国際標準獲得の観点から国外企業等との連携が必要な場合は、国外企業等との連携により実施することができる。
対象活動 公募する研究開発テーマは、以下の研究領域に該当する研究開発内容とします。研究領域毎の技術課題例も示しますので、これを参考に解決すべき課題を設定の上、研究開発内容についてご提案下さい。

研究領域A 次世代省エネエレクトロニクス
例 1 電力の利用範囲を広げる大電流、高耐圧、高周波のいずれにも対応する省エネデバイスに関する課題
例 2 技術課題例1の省エネデバイスを活かすドライブ回路、システムに関する課題
例 3 高効率でフレキシブルな電力変換と制御を実現する省エネエレクトロニクスに関する課題
例 4 高い電力密度を実現する低損失省エネデバイスに関する課題
例 5 低コストで高信頼性の半導体省エネデバイスに関する課題
例 6 再生可能エネルギー大量導入を可能とする省エネ・蓄エネデバイス、システムに関する課題
例 7 デジタル技術を用いた電力ネットワーク構築の高効率化や低コスト化に関する課題
例 8 データセンターの大幅な省電力化に資する革新的デバイスに関する課題

研究領域B 環境改善志向次世代センシング
例 1 省電力無線センサネットワークのための自立センサノード(環境発電、センサのパッシブ化含む)に関する課題
例 2 極限環境に対応できるセンサとセンシングスキームに関する課題
例 3 バイオミメティックなセンサ(アクチュエータ、センサ情報処理含む)に関する課題
例 4 ナノ領域の新原理等を活用したセンサ、センサシステムの省エネルギー化に関する課題
例 5 自動運転、データセンター、エネルギーグリッド等の省電力に貢献するMEMSセンサ(マイクロシステム含む)に関する課題
例 6 センシングに基づくオンデマンド技術に関する課題
例 7 メタマテリアルを利用したセンシング技術に関する課題(ただし、材料開発に特化した研究開発は研究領域Cで募集する)

研究領域C 導電材料・エネルギー変換材料
例 1 新しい高温超電導物質開発(設計開発を含む)や、その応用、システム設計開発に関する課題
例 2 超電導量子ビットを応用した量子コンピュータ実現に関する課題
例 3 従来の延長線上にない電子デバイス等に応用が期待される材料開発に関する課題
例 4 超高効率なエネルギー変換が期待される挑戦的なエネルギー変換材料に関する課題

研究領域D 未来構造・機能材料
例 1 超軽量化、超耐熱化、超高強度等を達成するために必要な物質の素材化に関する課題
例 2 高温、低温、高圧環境等の苛酷な環境下で対応できる材料開発に関する課題
例 3 高温で焼結しにくいセラミックス(その応用含む)に関する課題
例 4 計算機科学による超軽量、耐環境等新たな構造・機能材料の実現に関する課題
例 5 新たなプロセスによる超軽量もしくは超耐熱構造材料に関する課題
例 6 これまで実現しなかった金属等の高効率リサイクル技術に関する課題
例 7 新たな機能を有する複合材料とその製造技術に関する課題

研究領域 E CO2 有効活用
例 1 NZE を実現するための CO2 有効活用技術(CO2 を原料とした化学品合成等)に関する課題(安価な CO2フリーH2 の供給を含む)
例 2 低濃度(濃度1%以下)CO2 の有効活用を実現する複合技術(化学、物理、バイオ等)に関する課題
例 3 人工光合成を用いた CO2から有用有機化合物(既存品と同価格程度のプラスチック原料など)の製造に関する課題
例 4 カーボンリサイクル技術を用いた既存製品と同等コストの合成燃料等の製造に関する課題
助成金額実施期間・規模 最大5年(原則3~5年。研究開発の途中段階で中間評価を実施します。)
5百万~2千万円程度
問合わせ先国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 新領域・ムーンショット部 フロンティアグループ
MAILmitou@nedo.go.jp
URLhttps://www.nedo.go.jp/koubo/SM2_100001_00061.html