高木仁三郎市民科学基金(高木基金 第25期(2026年度)国内向け助成
(申請期限: 2026年度の助成総額の上限に達した時点で募集を終了)

 高木仁三郎市民科学基金(高木基金)は、生涯をかけて核・原子力問題の批判的な研究に取り組むとともに、脱原発の運動に力を尽くし、2000年10月に死去した「市民科学者」、高木仁三郎の遺志により設立されました。
 高木仁三郎は、自分の遺産を元に基金を設立し、趣旨に共鳴する多くの人から寄付を募って、次の時代の「市民科学者」を育成・支援してほしいとの遺言を残しました。
 高木基金は、2001年度から「市民科学」を志す個人やグループへの公募助成に取り組んできました。2024年度までの助成件数は473件、助成累計金額は2億5000万円を超えました。
 これまでに助成してきた研究テーマは、核・原子力に関わるもの、化学物質による環境汚染・健康被害、大規模開発事業による自然破壊の問題など、多岐にわたります。(具体的な助成の事例は、こちらからご覧ください。)
 さらに、私たちは、産業や経済のグローバル化にともなう領土や資源をめぐる紛争や、先端科学技術・研究の軍事利用をどのように規制するかといった困難な課題にも直面しています。持続可能で平和な社会を実現していくために、私たち一人ひとりが問題の現場で学び、専門性を高めるとともに、社会的な議論を深める中で課題の解決を目指していくことが「市民科学」の役割だと高木基金は考えます。
 困難な課題に直面しながらも、あきらめではなく「希望」を胸に、未来を切り拓こうとする次の世代の「市民科学者」を育成、支援することが、高木仁三郎の遺志であり、高木基金の目的です。多くの方からの意欲的な応募を期待しています。
申請期限 2026年度の助成総額の上限に達した時点で募集を終了
対象地域全国
対象団体・ グループ・団体での応募の場合、法人格の制限はありません。任意団体や一般の市民グループも助成の対象となります。
・ 大学や研究機関などに所属する方からの応募も受け付けますが、選考に際しては、研究費の獲得が難しい課題であるかを考慮します。
・ 若い世代の方からの応募については、将来にわたり「市民科学」を実践していこうとする意欲と姿勢を重視します。
対象活動・ 近年、「市民科学」という言葉は幅広い意味で使われており、市民参加による環境・社会調査などを一般的に「市民科学」と称することもあるようですが、高木基金の考える「市民科学」は、より明確な問題意識に基づいています。高木基金は、現代の科学技術や公共政策が、市民社会や地球環境の脅威となっているような問題について、市民と不安を共有し、行政や企業の利害とは独立の立場から、批判的に検証することを通じて、問題の解明を試み、解決への道筋を探るような取り組みを「市民科学」と位置づけ、この考え方に沿う調査研究を助成対象とします。
・ 現代の科学技術や公共政策の選択が、限られた地球資源の浪費・喪失や気候危機、汚染物質の排出などにより、将来の世代に大きな負担をもたらすという世代間倫理の視点を重視します。
・「市民科学」の考え方に基づくものであれば、調査研究のテーマは限定しません。
・まだ社会的に注目されていない問題について、問題そのものを浮き彫りにするような応募を歓迎します。
・『市民科学者として生きる』(岩波新書)などの著作を読み、高木仁三郎の目指した「市民科学」への理解を深めた上で応募してください。過去の助成実績についても、高木基金のウェブサイトに掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
助成金額助成予算の総額 500万円
助成上限金額(1件につき) 100万円
問合わせ先認定NPO法人 高木仁三郎市民科学基金
MAILinfo★takagifund.org [★を@に変えてください]
URLhttp://www.takagifund.org/apply/index.html