パブリックリソース財団 一柳ウェルビーイングライフ基金
(申請期限:2023年7月7日)

 ⼀柳弘⼦さんのパートナー・⼀柳冨次さんは鎌倉から東京に出て、渋⾕において⾳楽と⾷の拠点となるビル事業を⼀代で築かれました。115 歳まで⽣きると⾔っていたパートナーが病に倒れ、共に病と闘い、看取る過程で、ノンフィクションライターである弘⼦さんは「病を診るだけで、その⼈をみた全⼈的ケアがなされていない」ことに疑問を持ちます。
 「⼈間が最期まで、その⼈らしく、かけがえのない存在として⽣ききるために、何が必要なのだろう」と、弘⼦さんの⾃問と追求が続いていきます。
 そして、本⼈の意思を第⼀にして、ウェルビーイングに⽣ききることができる社会をめざそう─その思いを共有する⽅たちと⼀般財団を創設し、活動も始めました。
 世の中には、⽣きづらさを抱えている⼈々、障害や病と闘っている⼈々、病や⾼齢から死と向き合っている⼈々など、様々な理由から⾃分らしく⽣きることができていない⼈、あるいは、⼈間らしく⽣きることを妨げられている⼈が存在しています。そうした⼈々をケア・救援し、寄り添い、⽀える活動を続けている⼈々や団体が存在することも事実です。
 ⼀⼈でも多くの⼈が最期までその⼈らしく⽣ききることができるようになるために、⼈々をケア・救援・⽀援する活動を少しでも応援したい、との弘⼦さんの想いから、弘⼦さんの寄付によって、「⼀柳ウェルビーイングライフ基⾦」は創設されました。ここでのウェルビーイングとは、「⾁体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態」にあることをいいます。
 基⾦創設の趣旨に沿って、第1回助成として、誰もが最期まで、その⼈の思いを叶えて⽣ききることができるようになるために、⼈々をケア・救援・⽀援する活動を⾏っている⾮営利団体に対して助成を⾏い、⼈々のウェルビーイングの向上を推進することをめざします。
申請期限2023年7月7日
対象地域全国
対象団体次の要件を全て満たす団体が応募できます
●NPO 法⼈(特定⾮営利活動法⼈)、⾮営利型⼀般社団法⼈、社会福祉法⼈、公益法⼈などの⾮営利組織であること。または、任意団体であっても定款(組織規約、運営規定)、事業報告書、決算報告書を作成していて、提出できること
●国、地⽅⾃治体、宗教法⼈、個⼈、営利を⽬的とした株式会社・有限会社・合同会社ではないこと
●団体の所在地が⽇本国内であり、⽇本国内を活動の拠点としている。今回の申請事業も⽇本国内の活動であること
●3年以上の通常事業実績があること
-事業活動開始が 2020(令和2年)年 5 ⽉以前である
●反社会的勢⼒(暴⼒団、暴⼒団員、暴⼒団員でなくなった時から 5 年を経過しない者、暴⼒団準構成員、暴⼒団関係企業・団体、総会屋等、社会運動等標ぼうゴロ、特殊知能暴⼒集団、その他これらに準ずる者をいう)に該当せず、関わっていないこと
●ネットワークビジネス、マルチ商法、宗教、保険、同業者による勧誘などを⽬的としていないこと
●特定の政治団体・宗教団体に該当しないこと
※活動の⽬的や趣旨が政治・宗教・思想・営利などの⽬的に偏る団体も対象外となります
●過去 3 年間の間に、団体の役員が禁固以上の判決を受けていないこと
●助成対象となった場合、団体名や活動内容を公表されることを了承すること
※ただし、活動内容等で特に⼈権や個⼈情報保護等の観点から内容の秘匿が必要な場合はご相談ください。
●助成開始後に、インタビューや写真・動画の提供をお願いした際に、これに協⼒すること
●助成開始後に、パブリックリソース財団職員や本基⾦関係者が活動現場の訪問をお願いした際に、これに協⼒すること
●助成⾦の活⽤状況や活動の状況について、報告書や写真または動画等を提出すること
対象活動次のいずれかに該当する事業・活動を⾏う⾮営利団体(⾮営利法⼈または任意団体)を⽀援対象とします。
①⽣きづらさを抱えている⼈々を⽀援している⾮営利団体
②障害や病と闘っている⼈々を⽀援している⾮営利団体
③病や⾼齢から死と向き合っている⼈々を⽀援している⾮営利団体
④ひとり暮らしで⽣活に困窮したり将来に不安をもつ⼈々を⽀援している⾮営利団体
※ここで「⽀援」とは、ケア、救援、寄り添いなど、広く⼈々を⽀える活動を指します。
※国、地⽅⾃治体、宗教法⼈、個⼈、営利を⽬的とした株式会社・有限会社・合同会社は除く。趣旨や活動が政治・宗教・思想・営利などの⽬的に偏る団体も除きます。
※⾮営利の法⼈とは︓特定⾮営利活動法⼈、社会福祉法⼈、公益法⼈、⾮営利型⼀般社団法⼈、医療法⼈、学校法⼈、協同組合などの⾮営利法⼈。
※別に掲げる応募要件を満たす団体とします。

■⽀援対象となる事業例(※あくまでも⼀例です)
―医療的ケアの必要な⼦どもや⼤⼈、障害のある⼦どもや⼤⼈のケア・⽣活⽀援・学習⽀援
―虐待を受けた⼦どもや若者への相談・⼼⾝の回復⽀援・学習⽀援
―障害や病気で⻑期に病院や施設で暮らす⼈々への⽀援
―死に向き合う⼈々への⽀援(グリーフケア、ホスピス)
―ひとり暮らしの⼈々への⽣活・終活の⽀援 など
助成金額1団体あたり 120万円   4団体程度(予定)
問合わせ先   ⼀柳ウェルビーイングライフ基⾦
MAIL
URLhttps://www.public.or.jp/project/f0174