すべての子どもたちが、未来への希望を持ち、これからの社会を生き抜く力を育むことのできる機会と環境を提供することは、大人世代の責任です。しかし現実には、家庭の抱える困難が複雑・深刻化し、地域のつながりも希薄になる中で、安心して過ごせる居場所がなく、孤立してしまう子どもも少なくありません。日本財団は、子どもたちが安心して過ごせる環境で、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて生き抜く力を育む「子ども第三の居場所」を全国に拡げます。ここをハブとして、行政、NPO、市民、企業、研究者の方々と協力し、誰一人取り残されない地域子育てコミュニティをつくることで、「みんなが、みんなの子どもを育てる」社会を目指します。日本財団では、本事業のさらなる推進・拡大に向けて、各地域で「子ども第三の居場所」の開設・運営を希望される団体を対象に、「包括ケアモデル」「コミュニティモデル」の2つの運営モデルにて、以下の要項に沿って助成事業の申請を募集いたします。 | |
申請期限 | 2023年10月31日 |
対象地域 | 全国 |
対象団体 | 日本国内にて次の法人格を取得している団体:一般財団法人、一般社団法人、公益財団法人、公益社団法人、社会福祉法人、特定非営利活動法人(NPO法人)など非営利活動・公益事業を行う団体。なお、任意団体(法人格のない団体)からの申請は受け付けておりません。一般財団法人および一般社団法人については非営利性が徹底された法人のみ対象とします。 |
対象活動 | (1)包括ケアモデル 週3〜5日以上開所し、課題を抱える小学生低学年の子ども一人ひとりに、手厚いスタッフ体制のもとで、学習支援や基本的な生活習慣を身につけるための生活支援、豊かな体験機会の提供等を行う (2)コミュニティモデル 地域の子どもたちが気軽に立ち寄れる居場所を週3日以上開所し、地域の人々との交流や体験を通じて人と関わる力や自己肯定感を育むとともに、課題を抱える子どもの早期発見や適切な支援を行う |
助成金額 | (1)包括ケアモデル ・運営事業 【運営頻度に応じたひと月当たりの助成金額の上限】 週3日の場合、月額80万円 週4日の場合、月額100万円 週5日以上の場合、月額120万円 ・開設事業 助成対象事業費に100%を乗じた額 ただし、原則として5,000万円を助成金額の上限とする。 (2)コミュニティモデル ・運営事業 助成対象事業費に80%を乗じた額 ただし、開所後のひと月当たりの助成対象事業費が60万円を超えるときは、ひと月当たり48万円を助成金額の上限とする ・開設事業 助成対象事業費に80%を乗じた額 ただし、原則として4,000万円を助成金額の上限とする |
問合わせ先 | 日本財団 |
c3p@ps.nippon-foundation.or.jp | |
URL | https://www.nippon-foundation.or.jp/grant_application/programs/child-third-place |