セーブ・ザ・チルドレンは、子ども支援活動を行う、民間・非営利の国際組織です。現在、日本を含む世界約120 ヶ国で子ども支援活動を展開しています。日本では、1986 年にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが設立され、国内外で、行政・地域と連携し、子どもたちとともに活動を行っています。国内では、子どもの貧困問題解決や子どもの権利を社会に広げるための事業のほか、災害時の緊急・復興支援を通して、子どもの権利を保障する活動を行っています。 子どもが毎日の暮らしの中で権利を保障されながら成長していくためには、子どもにとって最も身近な存在となる親や養育者、地域の人々の存在が大きな意味を持ちます。しかしいま、日本社会では子育ての孤立化、虐待の深刻化、相対的貧困の拡大など多くの課題があり、また、新型コロナウイルス感染症の大きな影響、自然災害の増加なども重なる中で、子どもたちの育ち、まなび、遊び、参加などの基本的な権利が保障されにくい現状があります。セーブ・ザ・チルドレンは、この現状を変えていく力を持つのは子ども自身であり、また、子どものそばにいる地域の大人だと考えています。 セーブ・ザ・チルドレンは、日本各地で子どもの暮らしや育ち、まなびを支える非営利の活動を応援し、また、これを通じて子どもたちの育つ環境を長期的に改善していくことを目的とし、2022 年から「セーブ・ザ・チルドレン 子ども・地域おうえんファンド」を開始しました。本ファンドでは子ども、親や養育者、子ども支援関係者のために各地で活動する団体を幅広く対象とし、その事業や組織運営の在り方をともに考え、資金や組織運営に加え、団体の活動における子どもの権利保障のための環境づくりもサポートしていきます。 | |
申請期限 | 2024年9月2日 |
対象地域 | 全国 |
対象団体 | 特定非営利活動法人(NPO 法人、認証・認定)、一般法人(非営利型)、公益法人、社会福祉法人、任意団体などの非営利団体 ※法人格未取得でも対象となりますが、継続性のあることを原則とします。 |
対象活動 | (1)活動分野 子ども参加を推進しながら、子どもの権利保障を目指す活動を広く対象とします。特に次の分野を歓迎します。■子どもの貧困問題の解決 ■子ども虐待の予防、虐待や不適切な養育を受けた子どもへの支援 ■災害時の子どもの保護のための取り組み、子どもとともに進める防災 (2)活動の対象者 子ども(18歳未満)およびその保護者、子どもを取り巻く大人。特に、日本国内で取り残されがちと思われる状況下にある子どもや、子どもを取り巻く大人に向けた活動を重視します。 例:相対的貧困状態にある、外国につながるルーツを持つ、在留資格が不安定である、性的少数者である、障害のある、疾病を抱えている、社会的養護下にある、子どもが家族の世話をしている、など (3)活動地域 日本国内。対象地域の場所、範囲の大小は問いません。 |
助成金額 | 最大5団体を予定 助成予定金額:1団体 1年あたり200万円~300万円 |
問合わせ先 | 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 国内事業部 地域NPO支援事業 |
japan.cn@savethechildren.org | |
URL | https://savechildren.or.jp/japan/localnposupport/ouen/ |