日本河川協会 2024年日本ストックホルム青少年水大賞
(申請期限:2023年 9月 30日)

 水質汚濁、水資源の不足、洪水災害などの水問題は、21世紀が水の世紀になるといわれるほど国際的に大きな課題になっています。そのため、すでに国内はもとより、世界各国の関係するあらゆる分野で国際的な協力の下に様々な取り組みが進められています。これらの国際的、かつ総合的な取り組みが、持続可能な水資源の管理にとって必要不可欠であり、将来を担う青少年の水問題に対する理解と努力に大きな期待が寄せられています。
 日本においても、近年は水環境問題に対する児童、生徒の関心が高くなり、学校や地域社会で環境保全のための有意義な活動が活発に行われるようになりました。高校においては、実践的な社会活動とともに、水質保全、河川生態、水資源管理などの川や水に関係する学術的な調査研究も積極的に実施されています。その結果、これまでの日本水大賞においても高等学校から多くの応募があり、受賞の栄に輝いています。
 一方、スウェーデンにおいては、ストックホルム国際水研究所が、世界的に権威のあるストックホルム水大賞の一環としてストックホルム・ジュニア・ウォーター・プライズ(以下SJWPという)を実施しています。そこでは世界各国の青少年を対象にしてて水質、水資源管理、水域の保護、浄水・排水処理、水教育、水の社会的側面の改善に寄与する調査研究活動を表彰しています。このSJWPの国際コンテストは、ストックホルムにおいて毎年夏の世界水週間の期間中に行われ、各国から選出された代表者が、調査研究の成果を発表して受賞者が決定されています。
 そこで2002年から日本水大賞の中に日本ストックホルム青少年水大賞を設け、SJWPに派遣する候補を選定しています。本賞の実施にあたり日本水大賞委員会が、企画・運営・審査を行っています。
申請期限2023年 9月 30日
対象地域全国
対象団体 国際コンテスト開催時に20歳以下で、高等学校または同等の学校(高等専門学校については1~3年生まで)に在籍している生徒が応募できます。学校・団体としての応募も、個人としての応募もともにできます。 大学生(高等専門学校については4年生以上)は、20歳以下であっても応募はできません。但し、高等学校等を卒業して国際コンテストの参加時に大学生であっても、高等学校等在籍時に実施したプロジェクトの実施者に限り参加は可能です。
対象活動 日本ストックホルム青少年水大賞は、地球温暖化により深刻化する洪水や渇水の対応はもとより、 水質改善、水資源管理、水保全または水や排水の浄化による生活の質の向上を目指すなど、水問題を解決するための理論的および応用的調査研究活動を対象とします。
 なお、統計解析を含めて、実験、観測、結果報告において科学的に妥当な手法を用いるようにしてください。日本水大賞に応募した課題(プロジェクト)も、応募条件を満たしていれば応募できます。
助成金額応募いただいた作品の中から、優れたものに対して、以下の賞を授与します。
・大賞【グランプリ】(賞状・副賞20万円)国際コンテストへの参加費用
・優秀賞 (賞状・副賞10万円)
・審査部会特別賞(賞状・副賞10万円)
問合わせ先公益社団法人 日本河川協会 担当 本田(平日9:15~17:30)
MAILtaisyo@japanriver.or.jp
URLhttps://www.japanriver.or.jp/sjwp/