当財団は、アジア・オセアニア諸国の人々との国際交流活動による相互理解を深め、世界の安定と繁栄に貢献する目的で設立されました。21世紀に入り世界は一段と経済発展を遂げましたが、その陰で深刻な社会分断が進み、近年は気候変動、感染症蔓延、武力侵攻など社会を大きく揺るがす事態へ直面し、政治の面でもグローバルサウス諸国が台頭するなど、まさしく混迷の時代に突入しています。 このような国際社会の情勢を鑑みると、アジア・オセアニア地域研究の重要性は今まで以上に高まっていると思います。アジア・オセアニア研究者を数多く育てることを目指し、財団は設立当初から35年間この助成プログラムを続けてきました。「りそな」にはラテン語で「共鳴する」という意味があります。社会において様々なパラダイムシフトが起こるなか、従来の研究に捉われず、新たな視点・考え方・手法を取り入れて、多くの人々を「共鳴させる」研究をしていただくことを期待しています。また、直近の事象から出てきた新たな題材や課題に対しても、積極的にチャレンジいただきたいと思います。 日本は人口減少が進み、これから益々アジア・オセアニア地域の人々と支え合っていく必要があります。しかしながら、日本はダイバシティに対する評価が低く、その課題を克服していかなければなりません。 皆さま方の研究が脚光を浴びて広まることで、日本におけるアジア・オセアニア諸国への理解が進み、ひいては世界の平和と安全に繋がっていくことを願っています。 | |
申請期限 | 2024年7月31日 |
対象地域 | 全国 |
対象団体 | (1)日本の大学又は研究機関等に所属する方※1からの推薦が得られる個人※2 ※1 原則として教授、所属長、責任者クラスの方 ※2 外国人の場合は、日本国内の大学又は研究機関に所属している者 (過去3年と予算規模は変わらず) (2) 原則として2025年4月1日現在で年齢が満39才以下の方※3 ※3 共同研究の場合は、代表者(申込者)の年齢 |
対象活動 | A.調査研究助成 アジア・オセアニア諸国・地域に関する社会・文化・歴史・政治・経済等の人文・社会科学分野の調査・研究活動へ助成します。 (若手研究者の育成を目的として、当財団が設立時から継続しているプログラム) |
助成金額 | 個人研究 50万円~100万円(万円単位) 共同研究 50万円~200万円(万円単位) |
問合わせ先 | 公益財団法人 りそなアジア・オセアニア財団 |
info@resona-ao.or.jp | |
URL | https://www.resona-ao.or.jp/project/promotion/study.html |