公益財団法人 日本科学協会 2024年度笹川科学研究助成 学術研究部門
(申請期限:2023年10月16日)

感染症の影響が長期化する中、生活福祉基金コロナ特例貸付の償還が2023年度から開始されましたが、物価高騰などにより、引き続き生活再建が困難な方が数多くいます。借受人のなかには償還免除等の手続きが行えていない人や、支援が必要な状態であっても自立相談支援機関等の相談窓口につながって本助成制度は、次世代を担う若手が行う、新規性、独創性または萌芽性をもち、発想や着想に意外性のある研究を掘り起し、科学・技術研究の振興を図ることを目的とします。

特にこれまで活躍の機会があまり与えられなかった、大学院生、外国人留学生、女性研究者、研究環境が十分でない研究者が行う、優れているが他からの助成が受け難い研究を支援します。その中でも「海洋学および海洋関連科学」ならびに「船舶および船舶関連科学」等『海に関係する研究』は重点テーマとして支援します。

毎年度の研究期間終了後、審査選考を行い、優れた研究成果を挙げた方や、厳しい研究環境のなかで真剣に研究に取り組んだ方等には、「奨励賞」を授与しています。

また、助成を受けた研究者には、将来、研究の成果を海外で発表する際の旅費等の一部を支援する「海外発表促進助成」を設けており、研究者としてのステップアップと、国際的な舞台で活躍する研究者に育つことを応援します。いない人もおり、こうした人々に支援を届けていくためにも、アウトリーチや支援に繋がるためのきっかけづくりが求められています。

本助成では、そのような生活にお困りの方への生活相談時に配布するための食料や日用品の整備や、これらの配布を通じたアウトリーチ等の活動を対象に緊急的な支援を行います。
申請期限2023年10月16日
対象地域全国
対象団体2024年4月1日現在、35歳以下で、大学院生あるいは所属機関等で非常勤雇用または任期付き雇用研究者として研究活動に従事する者。
但し『海に関係する研究』は重点テーマであるため、雇用形態は問わない。
対象活動人文・社会科学および自然科学(医学を除く)の研究を幅広く対象とします。下記表の申請区分に分けて募集を行いますので、ご自身の研究に最も近い区分を選んで申請してください。
『海に関係する研究』も、まずは下記の申請区分を選んでください。

<人 文 ・ 社 会 系>
※『海に関係する研究』:海洋政策(法律・経済・政治など)、海に関係する歴史・民俗学・災害・教育などを含む

<数 物 ・ 工 学 系>
※『海に関係する研究』:海洋工学(造船・機械・土木など)、海洋物理などを含む

<化 学 系>
※『海に関係する研究』:海洋化学、海水化学、水産化学、海洋物質循環などを含む

<生 物 系>
※『海に関係する研究』:海洋生物・生態・藻類・水産資源生物などの生物学・生態学などを含む

<複 合 系>
※『海に関係する研究』:海洋資源(新規物質・エネルギー・鉱物など)、海に関係する地球環境・汚染などを含む
助成金額研究計画は、期間内に達成し成果をとりまとめられるものとします。助成額は、1件150万円を限度とします。
問合わせ先   公益財団法人日本科学協会 笹川科学研究助成
MAILjosei@jss.or.jp
URLhttps://www.jss.or.jp/ikusei/sasakawa/