| 我が国では毎年発生する災害で多くの方が亡くなられていますが、直接的な被害で亡くなられる方の他に発災後の環境変化や復旧過程での心身への影響等により亡くなられる(以下「災害関連死」という。)方も多くいます。災害関連死の要因は、慣れない避難生活による心労、損壊した家屋での生活によるストレス、医療・福祉施設の損壊によって継続的な治療やケアができなくなることなど多岐に渡ります。 災害関連死を起こさないようにすることは災害時の課題であり、行政や医療・福祉専門職に加え、民間支援団体や地域住民等、多様な主体の連携によって対応できると考えています。災害関連死を起こさぬよう、災害に備えて平時から地域における多様な主体の連携による取り組みが必要であると考え、常時寄付募集を行っている「常設ボラサポ」への寄付を財源として、本助成事業を実施することといたしました。多くの団体からの応募をお待ちしております。 | |
| 申請期限 | 2026年1月16日 |
| 対象地域 | 全国 |
| 対象団体 | 県域や市町村域を対象として活動する民間団体で、本助成事業を取り組むにあたり他団体との連携をコーディネーションできるボランティアグループ、住民自治組織、特定非営利活動法人、社会福祉法人、学校法人、公益法人、一般社団法人等であって、次の要件にあてはまる非営利組織 |
| 対象活動 | 災害時に本取り組みが機能するように、平時から住民自治組織や地域住民、行政、医療・福祉専門職、社会福祉協議会、社会福祉施設、NPO・ボランティア団体、災害中間支援組織等の多様な団体と連携できるようにコーディネーションし、災害関連死を地域で起こさないようにするための取り組み。 なお、連携の範囲は、県域、県域と市町村域、市町村域等、様々な範囲を対象とします。 【助成事業の例】 多様な団体の連携をコーディネーションして行う以下の事業 ・県域や市町村域において、行政や医療・福祉専門職、社会福祉協議会、社会福祉施設、NPO・ボランティア団体、住民自治組織等が災害関連死を起こさない地域をつくるために相互の役割を理解するための会合 ・市町村域において、様々な主体の参画による災害関連死を起こさない地域づくりのために役割や行動等を明らかにしたガイドラインやマニュアル等の作成 ・県域や市町村域で災害関連死に関する理解を深めるための勉強会や地域に啓発する活動 ・市町村域で避難所や在宅における災害関連死を起こさないようにするための訓練の実施 ・県域の団体が市町村域の自治会・町会等とともに災害関連死を起こさないようにするためのモデルケースづくりや人材育成を行う取り組み 等 【事業における留意事項】 本助成事業は平時の取り組みによって災害関連死を起こさない地域をめざすことを趣旨としているため、例えば、研修会や訓練をするだけの取り組み、ネットワークを形成するだけの取り組み等は対象外となります。応募する事業が災害時における災害関連死を起こさないようにするために、どのようにつながるのかを明らかに してください。 |
| 助成金額 | ①助成総額 ・助成総額:3,000 万円 ※2 年目も 3,000 万円を予定 ②助成金額 ・助成金額:50 万円~500 万円(1 団体/1 年) ※本応募では1年目の経費・人件費について、応募いただき、2年目は1年目の終了時に、改めて2年目の事業計画・予算計画をご提出いただきます。 |
| 問合わせ先 | 社会福祉法人中央共同募金会 基金事業部(ボラサポ担当) |
| support(at)c.akaihane.or.jp ※(at)を@に変えて入力してください。 | |
| URL | https://www.akaihane.or.jp/saigai-news/43515/ |