生活困窮家庭の中には地域コミュニティへの参加が難しい、他者からの支援を受けることに抵抗があるなど既存の支援につながりにくい家庭があります。そうした家庭は地域から孤立し、十分な支援を受けられていない状況があります。このような家庭を支えるためには、支援者側が積極的にアプローチし、家庭との関係性を構築しながら継続的に支援を続けていくことが求められます。 認定NPO法人フローレンスは、2019年度(令和元年)に「保育園こども食堂」を開始し、保育園に通う家庭のみならず、保育園を地域の親子に開くことで、孤独や困難を抱える家庭とつながり、相談に応じたり支援をすることができるようになりました。私たちは、こども食堂を保育園で実施することにより、「子どもの孤食や貧困の支援の場」だけでなく、①見守り機能(保護者や地域住民が利用できる地域インフラとしての役割)②成長機会の平等化(こどもの発達や社会性の習得の機会提供)が実現できると考えています。 この度、こども家庭庁補助事業「ひとり親家庭等の子どもの食事等支援事業」を受託したことを受け、これを原資として全国で保育園こども食堂を実施する団体へのサポート事業を実施いたします。 保育園こども食堂を始めとした、<保育所等を起点とした食支援事業>の意義や目的を理解し、ひとり親家庭を始めとした困難を抱える家庭への支援に継続的に取り組んでいただける団体を広く募集いたします。家庭とのコミュニケーションや地域の関係機関との連携などより効果的な事業の提案に期待しています。 みなさまのご応募をお待ちしています。 | |
申請期限 | 2023年8月16日 |
対象地域 | 全国 |
対象団体 | 以下のすべての要件を満たす団体を助成の対象とします。 ・こども家庭庁「ひとり親家庭等の子どもの食事等支援事業助成要領」1.助成の対象者”に掲げる要件を満たしていること ・こども家庭庁助成要領および本募集要綱で定められる経費精算業務を確実に遂行できること など ※詳細は申請・実施報告マニュアルをご覧ください |
対象活動 | 本事業においては、「保育園こども食堂」「保育園でのフードパントリー」「保育園を起点とした宅食」「複合型」の4つの活動類型を想定しています。 (詳しくはマニュアル【2.助成内容について(2)助成対象事業】をご確認ください) |
助成金額 | 1事業者あたり300万円を上限とする。 |
問合わせ先 | 認定NPO法人フローレンス |
hoikuen-kodomo-syokudo_R5@florence.or.jp | |
URL | https://florence.or.jp/news/2023/08/post63000/ |