公益財団法人 みらい RITA は、2017 年の設立以来、未来の世代にとってよりウェルビーイングで持続可 能な社会を実現するための取り組みを、助成金と伴走支援で応援しています。そのなかでも日本の最大の課題の一つであるジェンダー不平等に取り組む事業に注力してきました。 そして、世界各地で女性・女の子の支援を行ってきたシャネル財団と 2023 年2月にパートナーシップを結び、「すべての人の人権が尊重されるジェンダー平等社会に向けて」というビジョンのもと、ジェンダー平等推進に特化した助成金プログラム「YUI みらいプロジェクト」を新たに立ち上げました。「YUI みらいプロジェクト」では、総額約 1 億 3,000 万円を日本でジェンダー平等推進に取り組む団体に対して助成します。 「YUI」は「つながり」や「結びつき」を意味し、このプロジェクトで、ジェンダー平等と女性・女の子のエンパワーメントを行う団体やリーダーがつながること、現場の生の声を政策につなげること、そして、みんなの活動をステキな未来につなげていく、という思いを込めています。 YUI みらいプロジェクトには、二つの助成プログラムがあります。ひとつは「ジェンダー視点のあるソーシャルインパクト助成」、もうひとつは「ジェンダー視点のある地方創生助成」です。どちらも「事業費」と併せて、「組織基盤強化のための経費」も助成対象となります。活動を社会に波及させていくためには、支援者・協力者層の拡大、情報発信、経理等、組織基盤の強化が欠かせないからです。みらい RITA による「伴走支援」も含めて、助成先団体の中長期的な成長とインパクト創出を応援します。 | |
申請期限 | 2023年9月30日 |
対象地域 | 全国 |
対象団体 | ・ジェンダー平等への強いコミットメントを持ち、ジェンダー平等推進に係る取り組みに関し、1 年以上の 実績を有する団体、または左記の経験を有するリーダー層が活動する団体。 ・国内に主たる事務所と活動を有する公益財団法人、公益社団法人、社会福祉法人、特定非営利活動法人(NPO 法人)など非営利活動・公益事業を行う法人格を有している団体。 ※一般財団法人および一般社団法人は非営利型のみ対象とします。 ※原則として、法人格を持たない任意団体は対象外となりますが、助成対象期間中に非営利の法人格に移行する予定がある場合は、対象とします。 ・後述の「12. 助成先団体に求める対応」に合意頂ける団体。 ・政治・宗教活動を目的とせず反社会的な勢力とは一切かかわりがない団体。 ただし、上記の団体であっても、次に該当する場合は対象から除きます。 ・YUI みらいプロジェクトの申請時および助成期間において、みらい RITA 基金またはシャネル財団の助成を受けている団体。 ・過去において法令等に違反する等の不正行為をし、不正を行った年度の翌年度以降 5 年間を経過しない団体。 |
対象活動 | 以下いずれかのテーマに関する応募をお待ちしています。 (1) 持続可能な開発目標(SDGs) ゴール 5「ジェンダー平等を実現しよう」に貢献する取り組み ゴール 5「ジェンダー平等を実現しよう」の主な内容 ⚫ あらゆる形態の差別の撤廃 ⚫ 公共・私的空間における暴力の撤廃 ⚫ 無償ケア労働(家庭内の家事・育児・介護など)の再分配 ⚫ 意思決定における女性の完全かつ意味のある参画および平等なリーダーシップの機会 ⚫ 性と生殖に関する健康および権利への普遍的アクセスの確保 ※ゴール 5 の全ターゲットはこちら(外務省ホームページ) (2) 女性の経済的エンパワーメントに貢献する取り組み (3) ジェンダー平等社会を創るリーダーを育成する取り組み (4) ジェンダーと障害など、多様な要因による複合差別の解消を目指す取り組み(「交差性」に着目する取り 組み) ※交差性にかかわる多様な要因には、例えば次のようなものが含まれる。 障害・健康状態/人種・言語・宗教・移住経験/カースト・階級/社会・経済的状態/年齢/性的指向・性自認・ 性表現 (出所: 国連高等弁務官事務所) |
助成金額 | ・1 案件あたりの上限助成金額 1,500 万円 (下限金額:500 万円) ・支払い方法: 半期ごとの前払い ※残金がある場合は、助成期間終了後に返還して頂きます ・助成総額 1 億円(予定) ・採択予定件数 8~10 件(予定) |
問合わせ先 | 公益財団法人 みらい RITA YUI みらいプロジェクト事務局 |
yuiinfo@mirairita.org | |
URL | https://mirairita.org/yui-mirai/index.html |