自然科学研究機構 2024年度自然科学研究機構基礎生物学研究所共同利用研究
(申請期限:2023年 12月 04日, 2024年 10月 31日(1,7以外の活動))

基礎生物学研究所(大学共同利用機関法人自然科学研究機構)は、生物現象の本質を分子細胞レベルで解明することをめざし、 細胞生物学、発生生物学、神経生物学、進化多様性生物学、環境生物学、理論生物学、 イメージングサイエンスの7つの研究領域にわたる幅広い研究活動を行っています。 また基礎生物学研究の中核拠点として全国の研究者に共同利用・共同研究の場を提供しています。
申請期限2023年 12月 04日
ただし、(1)超階層生物学共同利用研究、(7)生物遺伝資源新規保存技術開発共同利用研究を除く公募事項は、2024年4月1日から10月末日まで申請を随時受け付けますが、審査期間として概ね1カ月程度を要しますので、ご了承願います。
対象地域全国
対象団体申請者(代表者)は、以下の(1)から(3)のいずれかに該当する研究者とします。
(1) 大学及び公的研究機関に所属する常勤の研究者
(2) 大学及び公的研究機関に所属する非常勤の研究者のうち、以下の①、②のいずれかに該当する者。
 ① e-Radに「科研費の応募資格有り」として研究者情報が登録されている研究者。
 ② 研究活動を行うことを職務として大学又は公的研究機関に所属し、実際に研究活動に従事している研究者(大学院生は除く)。
(3) 基礎生物学研究所長が十分な研究能力を有すると認めた者
また、分担者として、(1) から (3) に該当する研究者に加えて、大学院生、学部学生、技術職員等も参加することが可能です。
対象活動公募事項
(1) 超階層生物学共同利用研究
遺伝子から高分子、細胞小器官、細胞、組織、器官、個体、個体群にいたる様々な階層に渡る生物現象を統合的に理解するために、所外の研究者と基礎生物学研究所の教員が共同して行う研究。
本共同利用研究は、ある階層の生命現象を別の階層の生命現象と結びつける「階層を超えた研究(超階層生物学 Trans-Scale Biology)」が、生物学におけるインパクトの高い研究につながるとの観点から推進するもので、以下のような研究が含まれます。
a) 複数の回数に渡るネットワーク解析から生物現象を理解する研究
b) AIによるビッグデータ解析や人機協働による階層を超えた新たな知見につながる研究
c) モデリング、シミュレーション等の情報科学の技術を取り込み、生命現象の異なる階層を繋ぐ研究
d) 幅広い階層のイメージングデータやトランスオミクスデータを扱う研究。

(2) 新規モデル生物開発共同利用研究
生物学研究に有用な新しいモデル生物の確立および開発に向けて、所外の研究者と基礎生物学研究所の教員が共同して行う研究。

(3) 個別共同利用研究
所外の研究者が、基礎生物学研究所の教員と協力して行う個別プロジェクト研究。

(4) 統合ゲノミクス共同利用研究
基礎生物学研究所が運用している次世代DNAシーケンサーを使用したハイスループット遺伝子解析、および、大規模計算機システム(生物情報解析システム)を活用したゲノム関連データ解析を中心に、基礎生物学研究所の教員と共同して行う研究。

(5) 統合イメージング共同利用研究
基礎生物学研究所が運用している特色ある先端光学機器を用いた実験・研究、および生物画像処理・解析に関するニーズや課題を解決することを目的として、基礎生物学研究所の教員と共同して行う研究。

(6) 大型スペクトログラフ共同利用実験
大型スペクトログラフを使用して行われる実験・研究。

(7) 生物遺伝資源新規保存技術開発共同利用研究
研究に利用される様々な生物遺伝資源を安定に長期保存する技術を確立・改良し、将来的にはそれら資源のIBBPセンターでのバックアップ保管に資することをめざして行う研究。IBBPセンターあるいはIBBP大学サテライト拠点の教員と共同して、生物遺伝資源の新規長期保存方法の樹立を目指すものです。

(8) 研究会
基礎生物学分野において重要な課題を対象とした比較的少人数の研究討論集会の開催を支援します。必要に応じてweb会議形式を取り入れて下さい。

(9) トレーニングコース
基礎生物学に関連する研究技術の普及を目的としたトレーニングコースの開催。
助成金額(1) 1件あたり年間上限100万円の研究費を助成します。本研究は随時募集いたしませんので公募〆切日までにご応募下さい。
(7) 1件あたり年間上限50万円の研究費を助成します。本研究は随時募集いたしませんので公募〆切日までにご応募下さい。
(2),(3),(4),(5),(6)共同利用研究の実施に必要な基礎生物学研究所までの交通費および日当・宿泊料を予算の範囲内で配分します。
(8) 研究会における発表者の基礎生物学研究所までの交通費および日当・宿泊料を予算の範囲内で配分します。
(9) トレーニングコース開催における講師及び補助者の基礎生物学研究所までの交通費および日当・宿泊料、また実施に必要な試薬等の消耗品費を予算の範囲内で配分します。
問合わせ先自然科学研究機構 岡崎統合事務センター 国際研究協力課共同利用係
MAILr7133@orion.ac.jp
URLhttps://www.nibb.ac.jp/collabo/invite/invite.html